2021.10.11
不動産と動産の違い
誰もが1度は耳にしたことのある『不動産』と『動産』
定義って何??って聞かれても、答えられる方は少ないと思います。
複雑なので不動産業界に勤める人でも、答えられる人は少ないかもしれません。
不動産と聞くと❝土地・建物❞ってイメージですよね。
ほぼ正解です。
民法で定義している不動産とは❝土地及び土地に定着している物❞としています。
定着している(動かせない)ことが肝になります。
なぜ、土地・建物ではなく土地に定着している物なのか。それは建物は動かせる物もあるからですね。
建物は通常基礎工事をして土地に定着していますが、仮設事務所(プレハブ小屋)やコンテナなどは簡単に動きますので不動産には該当しません。
コンテナハウスでも基礎工事をして定着していると不動産として扱われるようです。
また樹木なども登記されていれば不動産として認められています。
動かせない物は不動産に該当するとの認識で良いかと個人的には思っています。
一方、動産とはその逆で、不動産以外の物は全て動産になります。
ただし、自動車や船舶・航空機など登記や登録が必要とされる動産は不動産として扱われます。
ちょっと複雑ですね。
◆まとめ◆
不動産=土地及びその定着物
動 産=不動産以外の物(※登記・登録を要する物は除く)