NEW ARRIVAL

2021.10.13

登記ってナニ?

登記と言っても様々な種類があります。


皆さんに馴染みのある登記としては、不動産登記・法人登記が挙げられるのではないでしょうか。


ここでは不動産の登記について触れていきたいと思います。


登記とは法務局(登記所)に申請し受理されることで、法的にその権利を保護し、対抗要件を備えることを言います。



例えば、あなたがBさんより1億円する土地と建物を購入し、登記せずに所有していたとします。

ある日、あなたとBさんの売買契約を知らずにBさんから購入した第三者のCさんが『私がBさんから購入したので、その土地と建物は私の物だ!』と主張してきました。

そして、Cさんが登記してしまった。

この場合、登記していなければ、あなたはCさんに所有権を主張できません。

覆すことはかなり困難かと。



は??と思うかもしれません。


ですが、法治国家である日本では、登記しているか否かで大きく状況が変わります。


登記は絶対的なものです。


上記は一例になりますが。二重譲渡を知っていた・知らなかった場合でも変わりますし、脅迫や詐欺などの場合でも大きく変わります。もちろん登記しないで主張が認められるケースもあります。


実際には権利関係はもっと複雑です。


なので、『この不動産は私の所有物です』と対外的に示すことは大切なことなんですね。


ちなみに法律用語で『知っていたことを(悪意)』と言い『知らなかったことを(善意)』と言います。
この善意と悪意の意味は、普段の生活で使われる意味とは全く違う意味を持ちます。


怖いですねー。



◆まとめ◆

不動産登記=『私が所有者です』と公に示すための法的手続きであり、登記していないものは善意の第三者に対抗(主張)できない